肩こり
当院に来院される方で腰痛と並んで最も多いのが肩こりです。
特に慢性症状の方が多く、頭痛、吐き気を伴うケースも少なくありません。

肩こりは肩をもんでも良くならない。
肩こりの症状は主に首から肩・背中にかけて位置する僧帽筋に出ます。
なかでも肩を揉んでもらう時に親指があたる部分(肩甲骨の内側上端部分)は、特にこりを感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし、この僧帽筋を揉んでも、絶対に肩こりは良くなりません!
それは、肩こりは結果であって原因ではないからです。
つまり痛い場所とは別の場所にその原因があります。
原因は体の歪み
肩こりの原因は様々ありますが、体の歪みが関係している場合が非常に多いです。
中でも特に多いのは、肩が前に入り、首も前に突き出てしまうような姿勢です。
こうなると、僧帽筋は常に伸ばされ、緊張状態を強いられてしまいます。また首が前に出てしまうのは非常に問題です。
首は頭を支えています。
人の頭の重さは5~6kg。(体重の約8%と言われています)
ボーリングの球と同じくらいの重さがあると言われています。
かなり重いですよね・・・
通常はこの頭が体の上にまっすぐ乗ることで、首への負担は最小限に抑えられているのですが、首が前に出てしまうと、この重たい頭を支えるために、首の後ろから背中にかけて相当な負荷がかかってしまうのです。
当然、肩はガチガチになってしまいます。
このように肩や首に歪みが生じ、本来の位置からズレることで、肩に大きな負担がかかり、肩こりが生じます。
現代の生活では基本的に肩腕を前に出す動きがほとんど。後ろに引く機会はほとんどありません。
そのため、どうしても肩や首が前に入りやすくなってしまっています。
例えば、長時間のパソコン作業、長距離の車の運転。
肩を前に出し、背中を丸くして(猫背)、首を前に出した状態を長時間続けることにより、体の歪みを生じさせてしまいます。
また、テレビゲームやポータブルゲーム、スマートフォンの長時間の使用により、姿勢が悪化し肩こりを発症している人が非常に増えています。
子供にも多く見られ、小学生でも姿勢の悪さが原因で肩こりを訴えるケースが増えています。
当院では、これまで多くの肩こりの方を体の歪みを調整することで改善してまいりました。
「そんな所が原因だったの!?」と驚かれることもたびたび
もし、あなたが慢性的な肩こりを本気で良くしたいとお考えなら、当院の整体を一度お試しください。
肩こりにはこんな施術を行います
肩、首周りの歪みを調整するために、肩甲骨・鎖骨の周りから腕にかけて筋肉を緩めます。
硬くなった肩関節、肩甲骨も動きやすくなります。
足、骨盤、脊椎の調整も行い、最後に頭と首の調整を行います。
「肩こりなのにどうして足や腕を触るんですか」と聞かれるのですが、肩首周りが歪んでいる人は、その歪みとバランスをとるために必ず他の部分にも歪みが生じています。
(逆に腰や股関節の歪みのバランスをとるために肩、首が歪んでいる場合もあります。)
そのため、肩周りの歪みの調整はもちろんですが、骨盤、股関節、膝、足首、肘、手首なども調整しなくてはなりません。
肩周りを調整するだけでも、一時的につらさは解消されるのですが、他の部分の歪みを残したままにすると、また肩や首はバランスをとるために歪もうとしてしまいます。
肩こりは症状が肩に出ているだけであり、根本的に肩こりを解消するためには、体全体のバランスを変えていかなければなりません。