不眠症とは

「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「眠りが浅い」「早朝に目が覚める」といった睡眠トラブルが続き、日常生活に支障をきたしている状態。

誰でも「眠ろうとしても眠れない」というのを経験したことはあると思います。試験の前日や試合の前日、旅行先、心配事がある時など。

通常は数日のうちにまた眠れるようになりますが、これが一ヶ月以上続くことがあります。

不眠が続くことで、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、抑うつ、頭が重い、めまい、食欲不振などの不調が出現します。

現在、日本人の５人に１人は睡眠問題に悩んでいると言われています。

不眠症の症状

よく見られる症状は次の４つです。

• 入眠障害（なかなか寝つけない）
• 中途覚醒（途中で何度も目覚める）
• 早朝覚醒（早くに目が覚める）
• 熟眠障害（ぐっすり眠った感じがない）

①入眠障害（なかなか寝付けない）

・寝つきが悪くなったことで睡眠時間が足りない

・眠りに入るまでの時間が苦痛に感じる。

※一般的には床についてから寝付くまでの時間は３０分以内と言われています。

②中途覚醒（途中で何度も目が覚める）

・目が覚めるとなかなか入眠できない。

・一晩に２回以上目が覚める

・精神的苦痛を感じている

③早朝覚醒（早くに目が覚めてしまう）

・まだ寝ていたいのに眠れない

・疲れが残っているのに目が冴えてしまって苦痛

④熟眠障害（ぐっすり眠った感じがしない）

しっかり睡眠時間を取っているはずなのに

・「全然疲れが取れていない」

・「眠った気がしない」

不眠症の原因

不眠症の原因は様々です。例えば以下のものがあります。

• ストレス
• 心の病気（うつ病など）
• かゆみ、痛み、頻尿
• アルコール、カフェイン
• 薬の副作用
• その他の睡眠に関わる病気

また、不眠が続くと不眠に対する恐怖や緊張、睡眠へのこだわりが強くなることでさらに不眠が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

当院が考える不眠症の原因とは

• 体のゆがみ

体のゆがみ
↓
自律神経のバランス乱れ
↓
不眠症

 

体のゆがみによって自律神経のバランスが乱れる

本来、二つの自律神経（交感神経と副交感神経）がバランスよく働き、活動と休息をコントロールしています。

夜になれば、副交感神経（休息モード）が優位に働き眠くなるのですが、体のゆがみによって緊張状態が続くと交感神経（活動モード）のスイッチが切れなくなります。

そのため、疲れているのに体は休む態勢に入れず、眠りたくても眠れないという状況になります。

 

なぜ体はゆがむ？

人間は疲労がたまると体をゆがませることで体の機能を維持しようとします。

また疲労だけではなくストレスを感じることでも体のいろいろなところをゆがませます。

例えば、人前で発表したりする時、緊張や不安で胃が痛くなったりお腹をこわしたりすることってありますよね。この時、体をひねり、ゆがみを作ることで内臓を守り、ストレスに対応しています。

このように

「体のゆがみ」によって、
「自律神経のバランス」が乱れ
「不眠」となってしまいます