肋間神経痛とは？

肋間神経痛とは

 

肋骨に沿って背中から脇を通って胸へと走行する神経を肋間神経と呼びます。

この肋間神経が何らかの原因で障害されたことによって生じる突発性の痛み。

これが肋間神経痛です。

ちなみにこの肋間神経痛

病名ではありません

あくまでも症状名です

「肩の痛み」とか「腰の痛み」と同じ仲間です。

チクチクと刺すような激しい痛みですが、

検査しても異常が見られず、

原因不明なことが多い症状です。

分類としては次の二つがあります。

「原発性肋間神経痛」・・・原因不明
「続発性肋間神経痛」・・・他の病気や外傷によるもの

肋間神経痛の原因
・脊髄腫瘍
・黄色靭帯骨化症
・肋骨骨折
・帯状疱疹による神経炎
・変形性脊椎症
・脊椎外傷
・骨粗しょう症
・精神的ストレス
など

肋間神経痛の原因は人によって様々です。

病気や怪我による可能性があるので、

まずは病院を受診してください。

特に中年女性では骨粗鬆症の症状が表面化しているケースも。

ちょっとした力を加えられただけで

肋骨を骨折する危険性があるので

注意が必要です。

ここからは原発性の肋間神経痛について話を進めていきます。

 

 

肋間神経痛の症状

 

どんな痛み？

• 電気が走るような痛み。
• 何の前触れもなく痛くなる。
• 痛みが出るのは数分前。
• 肋骨の間を押すと痛い。

 

どこに出る？

• 胸、脇、背中など肋骨の周り。
• たいてい左右のどちらかに出る。

 

どのタイミング・動作で？

• 呼吸　・くしゃみ　・咳　・しゃべった時
• 体をねじった時　・寝返りをうった時

当院が考える肋間神経痛の原因

肋間神経痛の本当の原因は

体のバランスの崩れ

肋間神経痛からと言って、痛みの原因が胸や脇にあるとは限りません。体は常に全体が連動して動いています。

なので、体のどこかで動きに問題があると、胸や脇は少なからず影響を受けています。足首、手首、肩、首の動きなどに問題があり、その負担が胸や脇にかかれば痛める原因となります。

また体は心とも密接に関係しています。体のバランスを調整する上では心の状態も考慮する必要があります。