ジャンパー膝(膝蓋腱炎）とは

ジャンパー膝(膝蓋腱炎）とは

バスケットボールやバレーボールなど、ジャンプでひざの曲げ伸ばしを行いすぎた結果、ひざの周りに痛みや腫れを伴う症状です。特に多いのがひざのお皿の下の部分の膝蓋腱（膝蓋腱炎）という場所。

かかりやすいスポーツ
・バレーボール、バスケットボール、走り幅跳び
・サッカー、ラグビー、野球、長距離走、テニス
・重量上げ

成長期や身長の高い人によく見られます。

ここではジャンパー膝の中でも代表的なものである膝蓋腱炎について説明していきます。
（大腿四頭筋腱炎、オスグッド病はこちら）

ジャンパー膝（膝蓋腱炎）の症状

ジャンパー膝の症状は４段階に分けられます

• ①運動後にひざのお皿の上もしくは下に痛みが出る。
• ②運動し始めは痛みあるが、動かしているうちに徐々に痛み和らいでくる。運動後はまた痛みがでる。（この時点ではスポーツ継続可能なことが多い）
• ③痛みが強くスポーツの継続が困難。
• ④膝蓋腱が断裂している。

ジャンパー膝では、最初のうちはスポーツもできますが、症状が進行するとそれも難しくなり、歩行や階段の上り下りも困難になります。

一般的なジャンパー膝（膝蓋腱炎）の原因

ジャンプやダッシュの繰り返しによって膝蓋腱やひざの筋肉が硬くなってしまっていることが原因と言われています。

当院が考えるジャンパー膝（膝蓋腱炎）の本当の原因

ジャンパー膝の本当の原因は

• 体のバランスの崩れ

ひざが痛いからと言って、痛みの原因がひざにあるとは限りません。体は常に全体が連動して動いています。

なので、体のどこかで動きに問題があると、ひざは少なからず影響を受けています。足や股関節の動きに問題があり、その負担がひざにかかれば痛める原因となります。

また体は心とも密接に関係しています。体のバランスを調整する上では心の状態も考慮する必要があります。