春は腰痛に注意
だんだんと暑さが増してきましたね
早くも最高気温30℃なんて予報も(^o^;)
さて、毎年この時期は腰痛の患者さんが非常に多いです
なんと8割くらいの方が腰痛での来院!
なぜ春は腰痛になりやすいのか?
一つは気候の変化が関係しています
春に限らず、季節の変わり目というのは体の不調が出やすい時期ではあるのですが
春になると、気温が上がり過ごしやすくなることで、冬の間に縮こまっていた筋肉が動き出し、
体の動く範囲やスピードが向上します。
しかし、冬の間に体が冷えすぎていたり、睡眠不足が続いていたりして、腰が硬くなっていると、
この変化に体の筋肉がついてくることができず、痛みが出てしまうことがあります。
また、気候が暖かくなることで、薄着になり、かえって体が冷えてしまうケースもあります。
特に昼と夜の寒暖差が激しい場合は要注意です
寝ている間に体が冷えきってしまい、寝返りや朝起きる時の動き始めにギックリ!なんてことも
暖かくなっても、下半身やお腹が冷えないように、服装には注意してください。
二つ目は精神的ストレスです
春は職場が変わったり、入学・進級などで、生活環境が変わり、精神的にストレスを感じやすい時期です。
実はこのストレスが腰痛の原因になります。
不思議に思われるかもしれませんが、メカニズム的には次のように説明されています。
ストレスが生じると、これを緩和するために副腎と呼ばれる所からアドレナリン等の抗ストレスホルモンが分泌されます。
副腎は腎臓の上にあり、背中の左側と右側(おへその高さ)二箇所にあります。ちょうど腰の上の方に位置しています。
この抗ストレスホルモンが分泌され続けると、血管は収縮したまま、血流が悪い状態が続くため、
副腎周辺の組織が硬くなり、腰に痛みを生じます。
ストレスを感じる時は、腎臓をお腹と背中から両手で挟み込むように温めてあげてください。
おへその両サイド一つずつ、どちらもじっくり温めてみてください。ストレスがす~っと抜けてきます。